東野研究室では次のような研究を行っています
群衆センシング(Crowd Sensing)
スマートフォンや装着型(ウェアラブル)センサに代表されるモバイル機器に搭載されたセンサから得られるデータを集約・解析することにより、駅や地下街、モールなどの公共空間の混雑状況など、群衆の行動をリアルタイムに推定する技術や、レーザーレンジセンサ(測距センサ)などのインフラ設備を併用した群衆センシング研究を行っている。
超スマート社会とEdge Computing
クラウド・コンピューティングが全盛であるが、近年家庭に高速・大容量のモバイルデバイスや無線ネットワークが配備されてきています。特に、人間が計算や意思決定ループの一部であるソーシャルコンピューティングでは、その実行が都市空間の末端(エッジ)に移行しつつあり、新たな計算パラダイムとしてエッジ・コンピューティング(Edge Computing)が注目されています。
ヘルスケア・スポーツセンシング
スマートフォンや小型センサーなどの情報端末を活用することで、新たなライフ・イノベーション技術が構築できると期待され、「健康寿命」の拡大、高齢者のケガや認知症の予防やスポーツ選手の競技力向上などの研究が行われている。本研究グループでは、熱中症検知やスポーツ選手の活動状況推定に資するICT技術の開発に取り組んでいる。
スマート・ホーム
人々の行動を把握する各種センサーを家庭内に導入し、より豊かで快適な暮らしを可能にするスマートホームが注目されている。家庭内の家電の制御・管理を行うHEMS(Home Energy Management System)をベースに、家族の健康やコミュニケーション促進、生活改善などに資するデータ収集とそのフィードバック技術に関する研究を進めている。
ライフデザイン・イノベーション研究
2018年に文部科学省から受託した「ライフデザイン・イノベーション研究拠点」事業では、人々の医療・健康情報であるパーソナル・ヘルス・レコード (Personal Health Record : PHR) に、日常生活、職場/学校での活動、食事、スポーツ活動など、日常生活の様々な活動データを加えたパーソナル・ライフ・レコード (Personal Life Records : PLR) を新しく提案し、収集した日常活動データから疾病予知や予防、早期発見を目指した研究を実施しています。
ITS関連技術
一般道路や高速道路を移動する車両間での無線アドホック通信を介して渋滞情報や車両情報などを伝播させることで、渋滞緩和や車両の安全性を向上させるための研究が活発に行われている。車車間通信を用いて周辺車両の位置を互いに知らせあうことで事故を低減するシステムの提案や、渋滞情報の効果的な伝播方法、それらの手法を評価するためのシミュレータの開発など、安全で快適な車社会の実現を目指す研究を行っている。
人・車両・異種インフラ連携による時空間情報集約機構 科研費 基盤研究(S) (H26-H31)
電話網やインターネット網が至るところで寸断されるような状況下でも、対象街区に事前に敷設されている無線基地局と臨時に敷設する無線基地局、救援車両などに搭載されたカーナビなどの無線通信機器と被災者が持つスマートフォンを知的に連携させることで、数万人規模の都市街区で救助隊や被災者間で高信頼・高効率に情報伝達できるような新しいパラダイムとアーキテクチャに基づく情報センシング集約機構を開発している。
受動型IoTデバイス網を用いたヒト・モノの状況認識技術の創出 科研費 基盤研究(S) (R1-R6)
バッテリレスの受動型IoTセンシングデバイスとバックスキャッター通信など超低消費電力の通信デバイスを組み合わせ、3Dプリンタを用いた電子回路設計技術を併用することで、ヒトやモノの状況認識に活用可能な受動型IoTデバイスを開発し、それらを多数組み合わせた受動型IoTデバイス網を構築し、ヒトやモノの移動軌跡推定や活動把握のような高度な状況認識を行うIoTデバイス連携型の状況認識技術の創出を行う。
以下は数年前に終了したプロジェクトです
モバイル・アドホック・ネットワーク
【総務省SCOPEプロジェクト】
携帯電話やPDA, Mobile PCなどの移動端末を持つ多数の人や車の現実的な行動モデル(モビリティモデル)に基づいて大規模なネットワークシミュレーションを行うための理論的な枠組みを考案すると共に、その方式に基づくアドホック・ネットワーク・シミュレータMobiREALを開発している。(http://www.mobireal.net/)
電子トリアージシステム
【JST CRESTプロジェクト】
大事故や地震など短期間に多数の傷病者が発生する災害現場において、無線アドホックネットワークを用いて傷病者の位置情報と脈拍数や血中酸素濃度などの生体情報やその変化をリアルタイムで監視・収集し、救命活動を行う関係者にその情報を分かりやすく提供する救命救急医療支援システムを構築することにより、救命救急の効率化とトリアージの高度化を目指している。











