東野研究室では、次のような研究を行っています。

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群衆センシング(Crowd Sensing)

スマートフォンや装着型(ウェアラブル)センサに代表されるモバイル機器に搭載されたセンサから得られるデータを集約・解析することにより、駅や地下街、モールなどの公共空間の混雑状況など、群衆の行動をリアルタイムに推定する技術や、レーザーレンジセンサ(測距センサ)などのインフラ設備を併用した群衆センシング研究を行っている。

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サイバー・フィジカル・システム(CPS)

CO2、気温、降水量など実世界の事象をモニタできるセンサーと実世界に変化を与えられるアクターをネットワークで接続することで、情報システムによって実世界を高度に制御することを目指したサイバーフィジカルシステム(CPS)の研究に取り組んでいる。CPSによって、交通網や送電網・医療など様々なインフラの効率化や環境負荷の低減が期待されている。

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熱中症検知&ライフ・イノベーション技術

スマートフォンや小型センサーなどの情報端末を活用することで、新たなライフ・イノベーション技術が構築できると期待されている。「健康寿命」の拡大、高齢者のケガや認知症の予防などの高齢者の健康支援の研究や、スポーツ選手の競技力向上などの研究が行われている。本研究グループでは、熱中症検知やスポーツ選手の活動状況推定に資するICT技術の開発に取り組んでいる。

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ITS&車車間通信

一般道路や高速道路を移動する車両間での無線アドホック通信を介して渋滞情報や車両情報などを伝播させることで、渋滞緩和や車両の安全性を向上させるための研究が活発に行われている。車車間通信を用いて周辺車両の位置を互いに知らせあうことで事故を低減するシステムの提案や、渋滞情報の効果的な伝播方法、それらの手法を評価するためのシミュレータの開発など、安全で快適な車社会の実現を目指す研究を行っている。

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人・車両・異種インフラ連携による時空間情報集約機構

電話網やインターネット網が至るところで寸断されるような状況下でも、対象街区に事前に敷設されている無線基地局と臨時に敷設する無線基地局、救援車両などに搭載されたカーナビなどの無線通信機器と被災者が持つスマートフォンを知的に連携させることで、数万人規模の都市街区で救助隊や被災者間で高信頼・高効率に情報伝達できるような新しいパラダイムとアーキテクチャに基づく情報センシング集約機構を開発している。

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ITを活用した防災・減災技術

近年普及が進んでいるスマートフォン(メールやtwitter等)やカーナビなどの情報端末を活用することで、防災や減災に資する新しい社会基盤が構築できると期待されている。先の東日本大震災の際にプローブカー情報を活用して被災地域の通行可能道路マップを日々提供・更新できたのはその良い活用事例である。本研究グループでは、防災や減災に資するIT技術の開発に取り組んでいる。

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モバイル・アドホック・ネットワーク

携帯電話やPDA, Mobile PCなどの移動端末を持つ多数の人や車の現実的な行動モデル(モビリティモデル)に基づいて大規模なネットワークシミュレーションを行うための理論的な枠組みを考案すると共に、その方式に基づくアドホック・ネットワーク・シミュレータMobiREALを開発している。(http://www.mobireal.net/)

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電子トリアージシステム

大事故や地震など短期間に多数の傷病者が発生する災害現場において、無線アドホックネットワークを用いて傷病者の位置情報と脈拍数や血中酸素濃度などの生体情報やその変化をリアルタイムで監視・収集し、救命活動を行う関係者にその情報を分かりやすく提供する救命救急医療支援システムを構築することにより、救命救急の効率化とトリアージの高度化を目指している。