東野研究室:研究テーマ

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東野研究室ではモバイルコンピューティングに関連する下記のような研究を行っています.

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命を守る。災害医療支援を目指して

大事故や地震など短期間に多数の傷病者が発生する災害現場において,生体情報センサーを介して傷病者の情報を迅速に収集すると共に,無線アドホックネットワークを用いて傷病者の位置や病状変化をリアルタイムで監視・収集し,救命活動を行う関係者にその情報を分かりやすく提供する救命救急医療支援システムを構築することにより,救命救急の効率化とトリアージの高度化を目指している.この取り組みは各種報道機関にも取り上げられ,注目を集めている.(プロジェクトWeb:http://etriage.jp)

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いつでも、どこでも。未来の位置情報サービス

ナビゲーションを始め,位置情報サービスは当たり前のように私たちの生活に溶け込んでいる.東野研究室ではより身近で便利な位置情報サービスの実現を目指し,端末の無線アドホック通信機能を利用して,GPSが利用できない屋内や地下街でも低コストに現在位置を取得するための技術を研究している.これまでに,歩行者の共通の振る舞いを利用することで端末のバッテリ消費を抑えながら精度の高い位置情報をリアルタイムに取得する方法や,都市部での地図情報を併用して精度を高める手法を考案.Android携帯やiPhoneなどの実デバイスを使った実験も積極的に行い,実践的な研究活動に取り組んでいる.

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安心、安全。人と環境に優しい車社会を

一般道路や高速道路を移動する車両間での無線アドホック通信を介して渋滞情報や車両情報などを伝播させることで,渋滞緩和や車両の安全性を向上させるための研究が活発に行われている.車車間通信を用いて周辺車両の位置を互いに知らせあうことで事故を低減するシステムの提案や,渋滞情報の効果的な伝播方法,それらの手法を評価するためのシミュレータの開発など,安全で快適な車社会の実現を目指す研究を行っている.

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モバイル端末やセンサーの通信技術

スマートフォン,カーナビ,心拍センサー,温度センサー,人感センサー-世界はモバイル端末やセンサーで溢れている.モバイルアドホックネットワーク(MANET)やワイヤレスセンサーネットワーク(WSN)ではこれらの機器が無線通信により連携して情報の伝達・管理を実現する.東野研究室ではMANETやWSNでのコミュニケーション技術の発展を目指し,情報の重要度を考慮した通信方法の考案のみならず,その開発・評価を支援する環境の開発も行っている.現実的な人や車の動きを再現し,リアリティのある性能評価の実現や,WSNアプリケーション開発の支援環境D-senseの開発などに取り組んでいる.

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ミライ都市を作ろう。ヒト・モノ・都市のコラボレーション

CO2,気温,降水量-実世界の事象をモニタできるセンサーと実世界に変化を与えられるアクターをネットワークで接続することで,情報システムによって実世界を高度に制御できるサイバーフィジカルシステム(CPS)の研究に取り組んでいる.CPSによって交通網や送電網,医療など様々なインフラの効率化や環境負荷の低減が期待されている.東野研究室ではCPSの設計開発を支援するため複数のサーバがネットワークを介して連携しながら,各地に分散した膨大なセンシングデータを分散処理するための方法の提案や設計支援ツールの開発を行っている.また,CPSの性能を評価するためコンピュータで仮想の都市環境を再現可能なシミュレータ開発を目指し,研究を進めている.